長壁姫〔オサカベヒメ〕

刑部狐、刑部姫とも言われています

さて、言わずと知れた長壁姫の事でも

狐好きなら知っている
妖怪好きさんも知っている
今更ですがお付き合いくださいませ

あの白鷺城の天守閣のお姫様でございます
緋色の袴の30代くらいの美しい女性とされ
妹に会津の亀姫がいるとされています

そして、彼女が双頭の悪狐だったという事は江戸時代までは幅広く知られていましたが現代ではなかなか隠れてしまっております
文化6年式亭三馬・作の長壁姫明石物語は特に有名で様々な本でも紹介されている様です

これは、大陸から渡ってきた妖狐(蒼光九尾とは別者の双頭の狐)が長壁姫に憑きそれを追い出して祀る話で、後にその狐が国家鎮護の守り神となり天守閣に住み着いた的なもの
私も長壁物語はちゃんと読んだことがないので何故祀られたのかとか、そもそもどうして大陸から渡ってきたのかなどは申し訳ないのですがさっぱりでございます。

他にも、長壁姫宮本武蔵を題材にした物語に出てきていたり、諸国百物語や現代では漫画や小説にもよく登場しています。
どうも長壁姫明石物語の続編的なものも後に書かれたという様な話もございます(事実不詳)
長編物語にはもってこいの妖怪姫です

城に鎮守する妖怪として有名でしたが、気になる方は狐さんだった頃の話を調べてみるともっと長壁姫が好きになるかもしれません
亀姫との関係は一部文献で紹介されているだけの様ですのであさってもあまり出てこないと思います

というかあまり出てきませんでした・・・・

そんなわけで今回は長壁様でした
といっても、あー双頭の狐だったんだー程度しか収穫がなかったかもしれませんね
すみません
私自身も妖怪勉強中の身ですのでまだまだ未熟なので
そのうち追記させていただくかもしれません色々と・・・・

ではでは今日はこのへんでm(・・)m

余談
崇徳天皇といい将門といい悪いものを祀って神とする
って怨霊信仰好きですね日本人w