以津真天[イツマデ]
怪鳥
姿は体は蛇、歯や爪が鋭くて大きさは五メートル超とされている
名付けたのは鳥山石燕
戦後や飢餓で死んだ人間に寄り付き「いつまて〜いつまて〜」と呪詛をこめて嘆きそれを食べる妖怪
「いつまて〜」とは「死体をいつまで放っておくのですか?」という意味で鳴かれているらしい。
釣瓶火[ツルベビ]
つるべおとし
つるべおとろし とも言う
妖怪 おとろし との関係は不明
道の怪であり通行人や馬を標的に頭上へ古木の梢から釣瓶を垂らしてまるで魚を釣様に引き上げて食い殺すと言われる妖怪
本体は絵にはないが顔のある火の玉として描かれる事がある
震々[ブルブル]
ぞぞ神、臆病神の事
人の襟や首筋につく妖怪
ぞぞ神と臆病神はほんらい特質が違う
ぞぞ神は恐怖で人間に鳥肌を立たせたり、首筋に冷たい息を吹き掛けてゾクゾクさせる
逆に臆病神は敵から逃げたくなる心を人間に与えたりその心に漬け込む
その両方はやり方は違うもののお互い人間をぶるぶると震わせる事から「震々」と名付けられたと言われる
しかしながら神にして妖怪と言われてしまう震々はなかなか面白いです