一本だたら

一本たたらとも言われている
一本足の鍜治師の姿や一つ目一本足のの姿などの見た目を持つ
その昔フイゴを踏み続け燃え盛る炎を見続けた鍜治師が片目を失明し、片足を不自由にして死んだのちにこれになったとも言われ
一部では鍜治の神とされる説もある

師走の二十日に山に出るとされる妖怪

以津真天[イツマデ]

怪鳥
姿は体は蛇、歯や爪が鋭くて大きさは五メートル超とされている
名付けたのは鳥山石燕

戦後や飢餓で死んだ人間に寄り付き「いつまて〜いつまて〜」と呪詛をこめて嘆きそれを食べる妖怪
「いつまて〜」とは「死体をいつまで放っておくのですか?」という意味で鳴かれているらしい。

釣瓶火[ツルベビ]

つるべおとし
つるべおとろし とも言う

妖怪 おとろし との関係は不明
道の怪であり通行人や馬を標的に頭上へ古木の梢から釣瓶を垂らしてまるで魚を釣様に引き上げて食い殺すと言われる妖怪

本体は絵にはないが顔のある火の玉として描かれる事がある

白澤[ハクタク]

中国に伝わる聖獣

妖怪ではありませんが件の話しも出たので。。。
そのルーツとなった聖獣
胴体に六つの目を持ち、牛の体と三つ眼の人間の顔を持っているらしい。

件のルーツとなっただけあり
予知、予言を得意とすると言われている。
頭脳明晰で森羅万象に通じており災害や妖が起こす災いに対するあらゆる方法を知るという獣。
聖獣なので魔除けや厄除の札に書かれる事もあるという

日本では日光東照宮の将軍の間にこの白澤の画が描かれているらしいです。

狂骨[キョウコツ]

晒骸[サラシムクロ]とも呼ぶ場所があると聞いた事があります

沢山の死霊、怨念が集まり一となり、井戸や池から上がる
幽霊と言われたり妖怪と言われたりの存在
悪霊の塊でガシャドクロやレギオンに近い類のものだと思われます

見た感じは煙の様に薄い骸骨で井戸から浮かび上がる姿で描かれている絵が有名です
また、この狂骨、井戸から這い上がる者もいるという

って、サダコ?!

震々[ブルブル]

ぞぞ神、臆病神の事
人の襟や首筋につく妖怪
ぞぞ神と臆病神はほんらい特質が違う
ぞぞ神は恐怖で人間に鳥肌を立たせたり、首筋に冷たい息を吹き掛けてゾクゾクさせる
逆に臆病神は敵から逃げたくなる心を人間に与えたりその心に漬け込む
その両方はやり方は違うもののお互い人間をぶるぶると震わせる事から「震々」と名付けられたと言われる

しかしながら神にして妖怪と言われてしまう震々はなかなか面白いです